karigaria's diary

映画鑑賞とメイクが大好き。

話題の展覧会「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」

Hello!! 梅雨明けが発表されて一日経った今日、やっと夏が到来って感じですね!!夏にはアウトドアも良いけど、休日に美術館鑑賞はいかが??

今日紹介したいのは今月22日から森アーツセンターギャラリーで展示されてる「第9の芸術」

この展示は漫画とルーブル美術館のコラボレーションが実現してるの!!

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マルク=アントワーヌ・マチュー/『レヴォリュ美術館の地下-ある専門家の日記より-』

ルーブルの迷宮の謎を解き明かし、時空を越える漫画の表現力。

子供の頃「漫画家ってすごい!」と心の底から尊敬していた。もちろん画家も音楽家もすごい。映画監督はもっと凄い(子供の頃なので建築家とか舞台演出家は頭になく、映画業界の内情もあまり分からないので、監督が一番偉いと思ってる...笑)

でも漫画家の仕事ってほとんど映画監督ですよね?物語を紡ぎ、台本とカット割りを構成し、ギャグなども交じれつつ、イメージを書き上げる。しかも巧い!それ全部一人で出来る人って凄いと思う、天才レベル...!

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荒木飛呂彦/『海岸露伴 ルーブルへ行く』

ルーブルの数多くの作品も、普通に鑑賞していれば一生のうちにお目にかかれるのはほんの一部。この「ルーブル No.9」という展示には、これまで気に留めずに通り過ぎていた、あるいは全く未知の領域だったコレクションに出会い、実際に観てみたいと思わせるような幻惑のトラップが沢山仕掛けられてるの!

例えば、BDの大御所エンキ・ビラルの『ルーブルの亡霊たち』は、ニケやモナ・リザなど有名な作品の背後に、作者やモデルにまつわる残酷な物語を炙り出してたりと...

フィクションと分かっていても、簡潔な語り口に引き込まれ、悲劇の結末にぞくっとしちゃうのも魅力の一つ。

またエリック・リベルジュ『奇数時間に』は、ルーブルの不思議な夜間警備員が、奇数時間だけストレスまみれの展示物を解放し、魂を慰める物語。

まるで映画『ナイトミュージアム』の世界、この映画好きな人は絶対好きだと思う!

上の作品の荒木飛呂彦/『海岸露伴 ルーブルへ行く』では、若き漫画家がこの世で最も黒く邪悪な絵画の真偽を確かめるため、フランスに渡るのがコンセプトとなっている。

美術品の墓所ともいえる美術館の暗部鮮烈な描写か躍動し、ミケランジェロの『瀕死の奴隷』像とあのポーズの関係が分かっちゃうかも?!(これはかなり面白いし、躍動感がやっぱり凄い!)

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松本大洋/『ルーブルの猫』

最後は、時空がねじ曲げられ、ルーブルの壮麗な宮殿もその室内も、もはや原型をとどめないまでにねじれている。観る人たちはルーブルに眠る古代の遺物を通していつしかタイムスリップし、かつて美しさを誇ったシリヤの都と崩壊されたパルミラ宮殿跡にたどり着くだろう。

古美術と漫画がともに手を組み、歴史観と批判精神などを鈍らせてしまった現代人を煽り立ててくれる絶好の機会なので、普段のSNSチェックも大事だけどたまには歴史に触れる休日の過ごし方はいかが?美術館でゆっくりデートもアリ

9番目のアーティスト、漫画家たちの想像力は計り知れない!!!

9月25日まで展示されてるので是非チェックしてみて

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manga-9art.com

See you soon♥︎

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